保険マンモスで相談をする場合

保険マンモスは同じで保障を厚くする「増額」という制度を見てみましょう。この場合は、単純に保険金額を増額するだけです。

そして、この時点から支払う保険料は増額時の年齢で算出されます。つまり、保険料がアップするということです。増額の注意点は、生命保険会社や終身保険、定期保険などの保険の種類によっては過去の保険期間にさかのぼり、増額分の保険金に見合った保険料を支払わなければならないこともあります。

ではここで、先に紹介した保険マンモスも含めて、具体的にご説明しましょう。たとえば終身保険の保険金三〇〇〇万円に加入している男性の被保険者が四〇歳になったとき、保険金を1000万円上乗せしたいと考えたとしましょう。

まず転換で保険金一〇〇〇万円増額する場合です。この場合、被保険者は新しく医師の診査を受ける必要があります。これは保険会社側にとっては、今までの保険契約は解約され、新しく終身保険四〇〇〇万円に加入したという受け取り方になるからです。

そのため、四〇歳までの解約払戻金が頭金となり、この頭金を差し引いた金額から四〇歳時点の保険料で計算されます。次に、中途増加で保険金一〇〇〇万円を増額する場合を見てみましょう。

この場合は、増額分の保険金一〇〇〇万円に対してのみ、四〇歳の時点での保険料が計算され、この金額が従来の保険料にプラスされたかたちで以降支払っていくことになります。もし、このように保険料を支払わなければならない場合、経済的に大変負担が重たくなります。

また、中途増額はその部分だけをみれば新契約と同じであるため、転換と同様に保険金額によっては診査か告知をしなければなりません。

以上のことから、保障額をアップするなら、比較的保険料が安くすむ保険マンモスをお勧めします。ただし、生保会社によっては両方取り扱っていない場合もあります。保険の見直しを考えるなら、契約先の生保会社に必ず問い合わせてください。保険の検討をしている方には、無料保険相談ランキングがおすすめです。

家計を圧迫しないように生命保険に加入しようと考えるならば、今、必要な保障だけを選び出してください。

たしかに生命保険は若いちに加入すると、保険料は安くてすみます。しかしゆとりのある生活を送れないようなら無理して加入する必要はありません。

結局、解約せざるを得なくなって損をすることになります。本当に必要な保障から加入して、生活にゆとりが出てきたら自分に必要と思う保険マンモスを追加するようにしたほうがいいでしょう。

貯蓄広報中央委員会による貯蓄種類別の構成比表です。この表を見ても、預貯金に次いで保険・年金に貯蓄性を重視している人が多いことがわかります。

終身保険のステップ払い

全期型支払いタイプ、更新型支払いタイプ以外に、ステップ払いというものもあります。契約してから10年、15年といった期間の保険料は安く、その後は30%以上高くなるのが一般的です。

これらの支払い方法は結局のところ、「保険料の先延ばし支払い方法」であることはおわかり頂けると思います。

若いときには安い保険料でいいが、年が上がったら高額の保険料を払ってもらおうというものは、日本の労働形態が終身雇用制度( 一度会社に入ったら定年まで同じ会社に勤める制度) と年功序列賃金制度( 年令と共に能力に関わりなく給料が自動的に上がっていく給料制度) を前提に作られたものでした。年令が上がれば、家計に余裕ができて支払いも多く出来るだろうという考え方です。しかし、こうした前提は、いま急速に崩れつつあります。ですから、大切な保険に入るのに、こうした「保険料の先延ばし支払い方法」を取ることを、私はおすすめしません。逆にできるだけ、前払いで支払った方がいいと考えます。なぜなら、支払総額が少なく、将来、保険料の支払いができなくなって保険が本当に必要なときに解約しなくてはならないという悲劇も起こる可能性を低くできるからです。

それでも、超低金利の時代に、低いとはいえ例えば4% の金利を保障してくれている保険を、みすみす解約してしまうのはもったいないのです。もちろん、日産生命や東邦生命のように、倒産してしまう危険性のある保険会社のものなら別なのですが……。

それから、このことも覚えていてください。「でも、定期保険のような掛け捨て型のものは、途中解約してもお金は返ってきませんね」。いいえ、じつは掛け捨て保険でもお金が返ることがあるのです。

定期保険のようなものには、その保険料を全期型で払う場合と、更新型で払う場合があるということは、説明しました。このうち、全期型の契約で30年といった長い期間の契約のものには、解約する時期によって払い込んだ保険料( 掛け金)1/3 くらいが戻ってくることもあるのです。

つまり、掛け捨ての保険でもお金が戻ってくることがあるというわけです。なぜかというと、長期の全期型保険契約の場合は、若いときに比較的高額の保険料を徴収して、年齢が高くなったときの保険料を低くするように設計されています。ですから、全期型の場合で、途中解約する場合には、年齢が高くなった時のために余分に徴収されていた部分が返ってくるのです。

全期型支払いタイプは前にも説明したように、更新型に比べて安い保険料であるだけでなく、途中解約の時に払った保険料が戻ってくるという利点もあるわけです。

保険料は「全期型」か「更新型」か

自分の入っている生命保険で、いつ、どんな保障を受けられるのかということを知っておくということです。つぎに大切なのが、その保障を受けるために、いくら払う必要があるのかを計算しておくことです。

いくら大きな保障を受けられるといっても、そのために支払う保険料( 毎月払う掛け金) が高すぎては損です。さあ、皆さんが加入している生命保険の保険証券を全部調べて、何に幾ら払っているのかを調べてみましょう。

30才の男性が60才払い済み、月払い口座引落しで250 万円の保険金の終身保険と4750 万円の定期保険特約に入る場合の生命保険料の違いを示しています。これをみてもわかるように、まったく同じ生命保険の保障を受けるのですが、支払金額は、どの方法を取るかで、最低の771 万7320 円から、最高の920 万4120 円までと、その差は148万6800 円の差があるのです。

定期付き終身保険の保険料と一言で説明しましたが、実はこの保険料の違いは、定期保険特約部分の支払いをどうするかで差が出てくるのです。この保険で保障してくれる内容はまったく同じです。契約する会社も同じです。それなのに、支払う保険料は約150 万円も違います。

同じ内容ら安い方がいいに決まっています。どうすればこれだけ安くできるのでしょうか?

実は、定期保険特約の契約を、全期型の契約にするのか、更新型の契約にするのかで変わってくるのです。全期型が安く、更新型が高いのです。(これ以外にも、前払い制度や年払いなど工夫することで、保険料はもっと安くすることはできます。)。全期型の契約というのは、加入してから払い済みになるまでの30年間毎月同じ保険料を支払うものです。

若いときもシニアになってからも同じだけ支払います。この支払い方法であれば、全体の支払い総額が減ることとシニアになってからの支払いがラクになることを覚えておきましょう。保険契約は30才から60才までの間に亡くなる確率を考えて設定されます。これに対して更新型の場合は、定期特約の保険契約は30才から40才まで、40才から50才まで、50才から60才までの3 つにわかれるわけです。10年ごとに更新されるわけです。

そして、統計的に考えてみれば予想がっくように、30才から40才までの間に亡くなる確率は、50才から60才までの間に亡くなる確率よりも低いわけですから、それにしたがって若いうちだけは保険料も安くなっているわけです。ところが年齢が高くなった時の保険料( 掛け金) は逆に高くなり、平均すると更新型の方が145万円も高くなるわけです。どうして、このようなことが起こるのでしょうか?

保険会社は、安い全期型ばかりを薦めればお客さんにも喜ばれます。しかし、皆さんの保険契約書を見て頂いてもわかるように、多くの場合は、更新型( 高い保険料) の保険契約をしています。

その理由のひとつとして、保険会社とみなさんが契約するときのことを考えていただければわかります。だいたい生命保険に入るのは若いときが多いでしょう。結婚したばかりとか、就職したばかりといった具合です。

更新型を薦めれば、若いときに保険会社に支払う保険料が安いので、保険会社は大型の保険契約を皆さんから容易に獲得することができるのです。だから更新型の保険が多いのです。

また、更新型といっても5年ごとや10年ごとの更新といったものから最近では1 年ごとに更新するものまで登場しました。保険に入るときや保険を見直すときには必ず最終的に全部でいくら支払うのかということを考えなくてはいけません。目先の支払いのことばかり考えてはいけないのです。この全期型と更新型ということはとても大切ですから、よく覚えていてください。

生命保険の満期金と配当金の違い

生命保険のレディやコンサルタントが作ってくれる保険の設計書をみると、満期金とか配当金といった表現があります。これはいったいどういうものでしょうか。満期金はその言葉のように、時期がくれば( 満たされれば) もらえるお金のことです。

たとえば、養老保険などの満期金だけでなく、個人年金保険や終身保険の保険金をもらうことも、ある意味では時期がくれば、確実にもらえるものですから満期金の一種といっていいのかも知れません。

それに対して配当金とは、保険会社が保険料を株式や債権、不動産、企業への貸し付けなどで運用してみて、それが上手く行って儲かって、お金が思ったより保険会社に入ってきたときに、保険に加入している人に多く分けるお金のことです。それが配当金というわけです。

ですから、保険設計書などに書かれている配当金の金額は、でたらめみたいなものです。なにしろ、設計書に書かれている配当金とは、現在の配当金の水準( 今までと同じように儲かるということを仮定して計算している)が今後何十年も先の将来まで、ずーっと続いたらいくらになるかというものを書いているわけです。

しかし、株式や債券相場がどうなるかということは、誰にも予測できないものなのです。書かれている配当金の金額は、そうした誰にも予測できないものに基づいて書かれているのです。ですから、配当金はいくらになるかはわからないもの。1 円も、もらえない可能性もあるものと考えておきましょう。

少なくとも、配当金も含めた金額を将来の生活設計の中に含めて考えるのは危険です。また、同じ保険会社であっても、保険の種類や加入した時期によって支払われる配当金の金額は異なります。もちろん、この配当金も、将来の経済が活況となり運用した株式が大きく上昇するかもしれません。そうなれば、保険会社は大儲けです。

その様なときには、保険設計書に書かれた金額より多くの配当金がもらえるわけです。そうはいっても読者のなかには、そんな当てにならない配当金なんかいらないと言われる方もいるかもしれません。実は、そうした人の要望にも応えて生命保険の商品も、この「配当金の扱い方」に応じて2 種類に分けることができるのです。

それは、「有配当保険」と「無配当保険」です。前者は配当金が支払われるもの( もう一度、念を押しておきますが支払われないこともあります)、後者は、たとえ保険会社の運用が思ったより上手くいっても、配当金を支払わないものです。この2種類の保険はどこがちがうのでしょうか。それは、保険料です。「有配当保険」の方が「無配当保険」より毎月支払う保険料が高く設定されています。

ですから、配当金はいらないと決めたなら、無配当保険を選択して保険料を安くする方法もあるわけです。最近は株式など保険会社の運用が以前のようには高い成績をあげていないために、配当金がきわめて少ながったり、もらえないというケースも多い様です。

定期保険と定期終身保険の違い

定期保険部分は、保険期間満了時まで継続されるもの( 全期型) と、途中で終了する(L 字型)の2 種類があります。L 字型の場合、加入時の保険料は全期型に比べて安いですが、定期保険期間が終了すると死亡保険金は養老保険の満期保険金と同額になってしまいます。

また、実際に販売されている商品は、各種特約が付加されており、医療保障ニーズにも適合するように設計されています。先ほど説明した一時払い養老保険は、保険商品というよりも、有利な金融商品として注目されていると申し上げました。

一時払い養老保険とは、養老保険の保険料( 掛け金) の全額を契約時に一時金で払い込むものをいい、保険商品としては昔から存在はしていましたが、利回りの高さと節税商品であるとの点から昭和一一に一年以降脚光を浴びてきたのです。一時払いで保険料を支払うということは前払いですべて払うわけですから、その分保険料は安くなります。

例えば、30歳女性が一時払い保険料100 万円、保険期間6 年の一時払い養老保険に加入すると、6年後の満期時の受取総額は110 万8000 円となります( オリックス生命のダイレクト養老/一時払い)この商品の年平均利回りは、約1・8%となり通常の金融商品の利回りをはるかに超えています。(保険料、保険金、配当金は性別、保険期間、年齢などにより若干異なります。

また、加入最低保険料、最低保険金は、保険会社によってその取扱いが異なります)。ここで保険期間が6年と中途半端な期間であるのは意味があります。それは契約時に払った保険料の100万円に加えて支払われる部分( 利息金といってもいいでしょう) が保険期間が5 年以内の一時払い養老保険にっいては、20%の源泉分離課税が適用されることになっているからです。これは銀行などの定期預仝と同じですね。ただし契約期間が5 年を超えれば源泉分離課税は行われません。

終身保険や定期保険などは定額保険といわれており、死亡時や満期時には契約で定められている保険金が支払われます。例えば1000 万円の生命保険に入っていれば1000 万円が支払われます( もちろん、このほかに経済状況に応じて配当金などが支払われる場合はあります)。

これに対し、保険金が毎月、解約返戻金が毎日、生命保険会社の運用実績によって上下する保険を変額保険といいます。例えば、株や債券、ローン、不動産などです。この実績に応じて、直接保険金とするわけですつまり、株が値上がりして儲かっているときには多くの保険金が支払われ、損をしたときには少ないお金しかもらえません。